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篠房六郎「家政婦が黙殺 -篠房六郎短編集-」

出版元がエロいところなのと、元々があんまり数ないのもあって
なかなか手に入らなかった本書をやっとゲットできたんですが・・・
くだらねー!ホントにくだらないよ!これ。

岩谷テンホーみたいなおっさん向けメジャーどころから、
榎本俊二の「えの素」みたいな極北まで行ったみたいなものまで、
古今東西時代を問わず、絶やすことなく下ネタってのは生み出されているわけですが、
下ネタ漫画として今までにない新しい境地を示してると思います。
「ネオ下ネタテイスト」とか言われてるらしいですが言いえて妙かな。

画力があって話もエロ関係を扱ってるのに全然エロくならないのがすげぇ。
個人的には新機軸任侠恋愛シミュレーション「男一発六尺魂」と
屁の突っ張りはいらない感じの肉奴隷さんのお話が好きですねー。
カバー裏のあとがきと作品解説の文章もいちいちキレてて芸が細かいです。
「空談師」は未読なんですが、こういうのもまた書いてくれないかなぁ。篠房六郎「家政婦が黙殺 -篠房六郎短編集-」_c0071811_23394087.jpg
by backspin1999 | 2005-05-24 23:38 | 読書


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